中央区の図書館問題

2022年12月11日

新図書館へのパブリックコメント

そもそも中央区の図書館に指定管理者制度を入れるかは、2022年中(10月開設予定)に今の京橋図書館を移転して、新図書館・郷土資料館と生涯学習機能を合わせた複合施設(仮称が「本の森ちゅうおう」)をつくろうとする中で検討されてきた構想といえるでしょう。建築場所は八丁堀駅にやや近いところです。この本の森ちゅうおう(仮称)に対しては、設計等が固まった段階で、「本の森ちゅうおうのコンセプト」、「これからの図書館に望むこと」の2つのテーマでパブリックコメントが実施されました。このときには、地下1階から6階まである施設のコンセプト、各階の用途、図面なども公開されました。

実施期間は、2018年9月21日から10月12日まで、結果が公表されたのは、12月17日です。

パブリックコメントの結果公表と、区の意見の表明
パブリックコメントの結果公表と、区の意見の表明

結果は以下の通りでした。

結果公表の1枚目
結果公表の1枚目

私も何件か、意見を提出しましたが、ここでは公表されたものから、全体として、運営方法に関する意見とそれについての区の考え方の部分のみ、引用します。

意見項目37から41まで
意見項目37から41まで

今から思えば、におわせながらという部分もありますが、少なくともこのとき運営方法については区民等に「総合的に検討して」いる段階と明示しています。

ちなみに中央区がパブリックコメントを行うのはどういう場合かというと…。

区のHPより
区のHPより

私自身の印象では、今まで区ではパブリックコメントのみならず、区民等に情報を出したり、積極的に意見等を聞く機会が薄いと感じていましたが、「区長への手紙」のなかでも、ある市民の意見がありました。

2018年10月の区民等の声
2018年10月の区民等の声

このとき、図書館についてパブリックコメントを行ったのはよいことなので、このとき聞いていない「運営方法についてパブリックコメントを行う必要があるのでは」、との最近の質問に対しては、5月20日付け文書で教育委員会は「運営方法については、改めてパブリックコメントを実施する考えはありません」と言い切っています。もちろん、「図書館の運営方法については、重要なことと認識していないということか」、などと再質問しています。

指定管理者制度を導入しないように、との請願(その1)

東京新聞の記事にもあったように、あるグループ(中央区立図書館のあり方を考える会)は、2019年12月から教育委員会の方針撤回を求める署名活動を開始して、2020年1月31日に約1000人分の署名とともに、区議会に請願を提出した、となっていました。請願の中身は、そのときの議会が終了しないと公開されないため、関わりのある方をのぞくと、他の市民にはわかりません。

東京新聞に記事が出たのは、請願提出日の翌日(2月1日)ですから、このグループと東京新聞記者との関係はどのようなものなのでしょう? 12月の署名活動のときなどにたまたま知って取材していたのか? リーク記事なのか?

この「請願」については、後日談がありますので、また改めて記事を書きます。

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