日刊スポーツが電車内の携帯電話トラブルを報道

これはよい意味での報道のことではありません。これくらいで、Xに載せたり、スポーツ新聞の記事にするのですね、という記録です。

『山口真由氏が困惑、電車内ドア付近でメールしてたら男性から注意され疑問「いけないんだっけ?」』日刊スポーツ、2025年3月3日の記事です。

「山口真由さんが、電車内トラブルを報告」という記事なのですが、これがトラブルなのでしょうか? 私はもっとひどい状態を声かけしています。注意した男性とは、私のことかと思いましたが、そうではないですね。私が優先席やその付近に乗っているとして、近くのドア付近にいた場合は、すぐ近くにいるとき、背中を見せた形で無く優先席付近方向にいた場合は声かけをしますが、対面側にいて背中を見せていたときはそこまで声かけはしませんね。山口さんの状況は、どの鉄道会社なのかや細かい状況がわからないので、コメントはしにくいです。「統一ルール」を採用していない、札幌市営地下鉄や沖縄のゆいレールでは、ドア付近では携帯電話は使わない方がよいでしょうが、これはその例ではないでしょう。

詳細がわからないですが、記事では「ドア近くに立ってメールしてたら、向いの優先席に座った男性に『携帯は切るか、向こうに行って』って言われてキョトンとしてたら『日本語わかります?』」、「側に誰も座ってなくてもメールしちゃいけないんだっけ?」という表現なので、そのときはすぐ近くには誰も座っていたり、立っていたりしていなかったと読めますが、「向かいに座った」という表現からは、声かけした男性は乗車で山口さんの近くを通って、反対側に行ったとも読めます。それならば、やめてくれ、はわかります。優先席の出入り口近くは通路でもあるので、優先席側で携帯を使用というか電源を入れているのは、ルール違反になる可能性が高いですね。実際、JR東日本という、未だに車内放送すら流さないインチキ鉄道会社でさえもが、9-10年前の車内ルールを緩和した際、私の意見にお客様センターのレベルではありますが、正当なもっともな意見です、と認めていました。「混雑度にかかわらず、優先席付近のドアあたりは終日電源オフ」(まあ現実的に考えて半分くらいまででしょうが)ということです。また東京メトロは優先席付近を以前から「手前の戸袋まで」と定義していますので、やはり優先席側半分くらいまでは通路にもなるし、終日電源オフを事実上認めていることになります。

しかし、この記事で問題なのは、そのような細かなことではありません。メディアのインチキさ(一方的で決めつける)は、日刊スポーツだけではないでしょうが、ここでの記事の展開や他の人の意見では、車内ルールが「医療機器への影響がやや薄れたため」だけで緩和したと決めつけているのが問題です。ここでは細かいことまでは書けませんが、東日本地区の鉄道ルール緩和では、少なくとも首都圏の事業者は「鉄道ルールは医療機器の影響だけで決めているわけではありません」と認めているのです。その思い込みやミスリードがおそろしい。

山口さんは、私もまだ素朴にテレビ朝日の「モーニングショー」を見ていた当時は、チャーミングな人だなと思っていましたが、今はモーニングショーにかぎらず、テレビ朝日系(だけではないが)は、コロナ対応、飲酒の問題、その他真実に迫ろうという報道・情報がほとんどないことに嫌気を感じてきていました。

山口さんも、弁護士の資格を持っているのですよね。もちろん、弁護士も専門分野があるとは思いますが、日弁連の過去の意見書を見ていないのですかね。また昨今の高周波電磁波問題を知らないのでしょうか。

日本弁護士連合会:電磁波問題に関する意見書 2012年9月13日付け。

これらに関する報道の一例として、黒藪哲哉「メディア黒書」などがあります。

また、共産党の紙智子議員による2013年6月26日の参議院国会の質問主意書などもあります。

これらの動きは、昨年4月からの障害者などに対する合理的配慮義務化の、電磁波問題版としての先がけともいえましょう。