ケータイ問題  大和市が歩きスマホ禁止条例を施行

2020年10月24日

大和市の条例

神奈川県大和市が、「大和市歩きスマホの防止に関する条例」を制定して、この7月1日から施行したことが話題になっています。歩きスマホに特化したものとしては、日本では初めてのもののようです。便利なスマホですが、外国でもそうですが、特に日本では事故などにつながることやトラブルのもとにもなり、社会の大迷惑になっています。スマホ依存症に至っている人もかなり多いのではないでしょうか。

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社会が放置

以前、ドコモがシミュレーションの動画を作ったりキャンペーンを行っていたことがあるようですが、今日ではどの通信業者、メーカー、販売店、総務省、場所の管理者等もが何もしなくて放置していることもあり、やりたい放題です。そのようななかでは、人口密度も高いという背景があり、罰則規定がないというものの、条例制定は一石を投じたものと言えましょう。

他の自治体の状況を見ると、私の知る限りでは、東京の千代田区は以前から区をあげてポスターなどの注意喚起はしていました。その当時は条例までは考えていないと言っていたと思います。また、台東区も同様な注意喚起を行っています。中央区は今のところ、目につくことは何もしていないようです。他の自治体はどうでしょうか。

施設の管理者は?

大和市の条例は、「公共の場所における歩きスマホの防止」としていますが、公共の場所には、「市内の道路、駅前広場、公園その他の公共の用に供される場所」とありますが、「室内及びこれに準じる場所」は入っていませんQ&Aにおいては、「駅や建物内は一律禁止でなく、施設管理者がきめ細かく対応できる」と言っています。これは重要で、その範囲まで入れればさらによいと私は思いますが、これはこれからの課題である一方、本来施設管理者の役割のひとつである、ということがあります。

私の身の回りの感触では、もちろん屋外の道路・公共空間の歩きスマホ・ながらスマホの迷惑行為はありますが、それよりも数倍迷惑・危険なのが、商業空間含めた施設内駅(電車内、ホーム、コンコース等)での行為でしょう。屋外と異なって、狭くて逃げ場が少ないのです。そのうち商業施設等は、掲示や放送などで一定注意喚起していますが、やはりひどいのが交通機関のうち特に電車です。ゼロではないですが、ほとんど何もしていないに等しいです。これは、ある時期からのケータイ使用の緩和と関係していると思います。緩和しすぎて、何も言えなくなっているのです。もしくは、通信業者に対する忖度なのでしょうか。その面からも、大和市の試みは、そもそも当たり前のことである、施設管理者がきめ細かくルール決めを行うことなどを暗に注意喚起していると見ることもできます。